ライティングによる効果
印象を大きく変える効果の一つに「ライティング」があります。光の角度、色によっても印象は異なり、ミニカーやペーパークラフトの展示物などをよりリアルに、魅力的に見せることができます。そこで、ライティングをする上での照明の色、当て方についてご紹介します。
照明の色
照明の色には主に3つの種類があり、ケルビン数によって色が変化します。
電球色
暖色系で少し暗く感じますが、温かみのある光となっています。リラックスしたいときや、昭和の懐かしくも温かい雰囲気を出したいときに最適です。ケルビン数3000以下のものがこの暖色系になります。
白昼色
自然の光に近い色をしています。照らすもの本来の色を、そのまま際立たせることができます。ケルビン数は5000前後です。3つの色の中では一番無難なものかと思います。
昼光色
少し青みがかった色が特徴です。機械的なものを照らすときや、夜の雰囲気を出したいときに向いています。また、集中力が向上しやすい色でもあり、ケルビン数が10000を超えるとこのような色になります。
照明の当て方
照明の当て方によっても印象は変わります。当てる角度によって5つに区別できます。
順光
正面から照らす光で、色や形状を明瞭に照らすことができます。しかし、変化のない平面的な印象を与えてしまうのでメイン光源としてはあまり使われません。
トップ光
真上から照らす光で、立体感や奥行き、影を演出できるのが特徴です。横の凹凸の表現には適しています。
斜光
斜め前から照らす光で、立体感や影を表現するのに適しています。メイン光源としても良く使われています。
サイド光
真横から照らす光で、トップ光と逆の特長を持ちます。補助光と併せて使うと便利です。
半逆光
斜め後ろから照らす光です。質感や立体感を表現するのに向いていますが、全体的に暗くなりやすいです。補助光と併せて使いましょう。
照明でジオラマ・展示物をより素敵に！
照明には3つの色の種類と、5つの照明角度に分けられます。ジオラマで表現したい雰囲気や、何を主役にするのかによって照明の当て方も変わってくるでしょう。展示物や作りたい世界に合わせて、アクリルケースの中をライティングしてみてはいかがでしょうか？
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